ブログ|早稲田墓陵

魂の故郷(いのちのふるさと)から一言

住職、副住職をはじめ龍善寺のスタッフが、日々の歩みの中で気づいたこと、
感じたことを綴ってまいります。一月1回の更新予定です。
これもご縁と、ちょっと息抜きにでも、お立ち寄りいただければ有難いことと思います。

心遣い   龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂発

新しい元号になった5月が終わりました。初夏の爽やかな陽気というより、真夏日と呼ばれるような日が続いています。これから先の真夏の暑さはどのようになるのでしょう。体調管理が気になるところです。

 

先日、朝の早い時間に以前よく歩いていた遊歩道を久しぶりに歩きました。真夏日となったその日も朝の空気は爽やかで、青空と木々の間から漏れる「木漏れ日」がキラキラと美しく、最近どこかに置き去りにしてしまっていたような、忘れていた感覚を思い出しました。

 

また別のある日、印象に残った2つの事があります。1つは娘に荷物を送ろうと某宅配便の窓口に出向いた時、その会社のルールに寄ると、その日は私の荷物は受付不可能なタイミングだったようです。特に頼んだりはしなかったのですが、その日に受け付けてもらえなかったら困ったことになっていたのは確かです。何を察してくださったのか、受付の方は上司と交渉し、私にも条件を提示し、お互いの同意の上でと無事、荷物を受け付けてくれるようご配慮くださいました。その方の私の状況を察してくださったような対応は心に沁み入るものがありました。

また、もう1つは時々行く別の店舗でも、店員さんの、余計な忖度ではなく、それでいて状況をさりげなく理解してくださった気の使い方を感じ、心が温まった日となりました。

私ども、龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)、早稲田納骨堂にも、多くの方がお参りにいらっしゃいます。納骨堂、法要のご案内はもちろん、僧侶は死を悼む方々と向かい合います。そんな時、私が出会ったお2人のような方々の対応ができるようになるにはどうしたらいいのだろうと考えさせられました。

 

私自身はそのお2人が受け止めてくださったような温かさ、心に沁みるような感覚を素直に喜び、そのようになりたいと願い続けることなのかもしれません。真宗では、そのような方を1人の仏さま、諸仏と考え、その方々が身をもって私に教えてくださっていると聞いてきました。

なかなか難しいことですが、雪が解けるように、心の中の何かが解ける「とき」を積み重ねるために、常日頃から心を耕す言葉がお念仏、南無阿弥陀仏なのかもしれません。日常生活に埋没し、忘れてしまいそうな願いを私達の耳に届くお念仏の声を通して思い起こしたいものです。

 

さて、龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)では2カ月に1度の法話会が以下の日程で開催されます。

6月11日火曜日午後1時半より

横須賀市長願寺住職 海法龍先生 「親鸞聖人和讃に学ぶ」

法話会後、午後3時からはご希望の方々と先生を囲んでの茶話会もございます。また法話会の前、1時から30分程の勤行練習も併せてご参加いただけますよう、皆様のご来寺をお待ちしております。

 

 

2019年5月31日 額田 薫

 

副住職 額田薫

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