ブログ|早稲田墓陵

魂の故郷(いのちのふるさと)から一言

住職、副住職をはじめ龍善寺のスタッフが、日々の歩みの中で気づいたこと、
感じたことを綴ってまいります。一月1回の更新予定です。
これもご縁と、ちょっと息抜きにでも、お立ち寄りいただければ有難いことと思います。

花々            龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂発

雨模様を気にしながら過ごす日が続いています。お足下が悪い中でも地下の龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂へ向かう階段を降りると、阿弥陀様の前に飾られた花々が目に飛び込んできます。ここ1,2ヶ月の龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂に飾られている花として赤、白、ピンクのシャクヤクが目に留まります。シャクヤクは何とも華やかで、また散り際も潔く、重なり合った花びらは今が盛りのように思える頃に一挙に崩れるように散っていきます。

 

 

そして、この季節の花と言えば、紫陽花(あじさい)。私個人的にはガクアジサイが好きです。ガクアジサイは1階入り口の前のお庭で咲いています。インターネットで調べたところ「日本にもともとあったアジサイの原種は青色のガクアジサイ。アジサイという名前は、諸説あるようですが、『藍色が集まったもの』という意味の『あづさい(集真藍)」から名付けられた』のだそうです。藍色の美しさと小さな花々を取り囲むように花の形をしたガクから為す姿は清楚で愛らしいという言葉が相応しいと思っています。

 

 

花と言えば、お寺のご本堂の様々なところには蓮の華をデザインしたものが使われています。ご本尊の阿弥陀如来も蓮台の上に立ち、立ち上がって一歩踏み出そうとされています。そのお姿はいつの時にも立ち上がって私達を救おうとすることの象徴だと言われています。
この蓮の華について親鸞聖人は著作『教行信証』の中に
「高原の陸(ろく)地(じ)には、蓮華を生ぜず。卑湿(ひしつ)の淤泥(おでい)に、いまし蓮華を生ず。」
というお教の一文を引いていらっしゃいます。「綺麗な蓮の華は、高原、すがすがしい場所に育つのではなくて、誰からも遠ざけられるような、汚らしくてジメジメとした泥沼にこそ、蓮の華は咲く」というのです。

 

 

仏さまは「泥」に象徴されるような煩悩の私たち、私達の日常、「往生とは縁がないと思われるような人、自分の力ではとても往生できるはずのない人」、そのような人をこそ仏さまは救いたいと願っていらっしゃるのだと聞いてきました。この煩悩の人が他でもないまさに私自身であったということを教えてくださるのも教えの言葉なのです。また真宗門徒が毎日のお勤めで読む『正信偈』の中では蓮の華はインドの言葉を音に直した「分陀利華(ふんだりけ)」という名前で登場し、煩悩の自己を教えられ、仏さまの教えを聞いていこうとする人の事を「分陀利華」であると言われています。龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)でご法要の時には『正信偈』を皆様とご一緒にご唱和することを大切にしています。「分陀利華」という言葉が耳に届いた時、あらためて煩悩の私たちをこそ、救おうとしてくださっている仏さまの愛を思い、『正信偈』を味わっていきたいと思いました。

 

 

龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)では、7月、8月はお盆の法要が勤修されます。

 

 

いずれの日も受付開始は14時。開始時間は14時半となっています。
新盆法要・・・今年の7月中旬までの1年間に49日を迎えられた方、日程等含めて、別途お寺からご案内をお送りしています。
歓喜会(お盆の法要)・・・7月13日(土)、14日(日)、8月14日(水)どなたでも参加できます。
龍善寺にお電話等でお申込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

2019年7月1日 額田 薫

副住職 額田薫

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