ブログ|早稲田墓陵

魂の故郷(いのちのふるさと)から一言

住職、副住職をはじめ龍善寺のスタッフが、日々の歩みの中で気づいたこと、
感じたことを綴ってまいります。一月1回の更新予定です。
これもご縁と、ちょっと息抜きにでも、お立ち寄りいただければ有難いことと思います。

ご都合主義の人間

いつも早稲田墓陵(早稲田納骨堂・早稲田永代供養墓)にお参りいただき、誠に有難うございます。また、龍善寺ペット樹木葬墓所 「有縁の苑(うえんのその)」も完成し、間もなく申込みが始まる予定となります。
3月現在、世界に飛び火したコロナウイルスの猛威の中、当寺に於いても、感染拡大への対応として、お彼岸の合同法要は中止とさせていただきます。(個別にご自宅へ彼岸のお勤めはできますので、その際はお声かけください)また、4月14日の法話会は、座席間隔を空けて対応し日程通りに行う予定です。今後の行事予定は、その時の状況によって判断することになりますので、その都度お知らせ致します。

 

先日家族でクイズ番組を見ていた時に出題された問題の中で、現在の世界人口が約77億人になっていることを知らされ驚きました。私が30年程前、大学受験の際に記憶していた世界人口は約48億人(1990年当時)だったことを考えると、30年で約6割増というスピードで増加しています。これだけ人口が増加し人々が生活を営んでいく上で、当然ながら天然資源を使用すれば自ずと温暖化に拍車が掛かる訳です。
昨年、回忌法要に参詣されたアラスカのアンカレッジ在住の方にお聞きした所、20年前位はアンカレッジ近郊で氷河が見られたが、最近は車で数時間かけて山に行かなければ見られないというお話しをお聞きしました。アメリカでもっとも寒いはずのアラスカが、2019年夏に最高気温32℃を記録したそうです。温暖化により南極でも史上最高の気温20.75℃を記録し、北極と南極の氷が解けて、世界の海面上昇が進んでおります。私の住まいは海抜ゼロメートル地帯なので数十年後は海になっている可能性もあります。まさに他人事ではない状況です。

 

人間は自分達の都合で森林を伐採し、土地を開拓して人が住める所を大幅に拡大してきました。また、科学技術が向上し、経済発展により暮らしが豊かになり、人間にとっては過ごしやすい環境を構築してきました。科学技術や経済等が成長する事が、良い事と思って止まない私達人間です。
しかし近年、度重なる震災や台風による風害や河川氾濫被害、今回のウイルス騒動と様々な被害が起こっており、この事態は環境問題と切り離せない、いわば人害ではないかと私は思います。もし私が地球だったらという視点に立脚すると、人間に警告を与えているような気がしてなりません。
阿弥陀様はご都合主義で欲深く煩悩まみれの私達の行動に対して、「気づけよ、目覚めよ、身の程知れよ」と語り続けています。私は善人だという立場を疑って止まない私達に、仏法はその思いを壊す用(はたら)きをしてくださいます。

 

変えようのない過去から学び、これからの未来を考えて今をいきて行きたいと思います。

 

南無阿弥陀仏

 

3:副住職 石井祐司

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