ブログ|早稲田墓陵

魂の故郷(いのちのふるさと)から一言

住職、副住職をはじめ龍善寺のスタッフが、日々の歩みの中で気づいたこと、
感じたことを綴ってまいります。一月1回の更新予定です。
これもご縁と、ちょっと息抜きにでも、お立ち寄りいただければ有難いことと思います。

自粛警察

日頃より早稲田墓陵(龍善寺境内墓地、早稲田納骨堂、早稲田永代供養墓)にご参拝いただき、誠にありがとうございます。

ただいま龍善寺では新型コロナウイルスによる政府からの緊急事態宣言により、早稲田納骨堂の開館時間を午前十一時から午後三時までとさせていただいております。この時間内であれば参拝頂けます。お休みはありません。外の墓地については、従来通りお参り出来ます。但し、ロックダウン(都市封鎖)等になった場合、もう一段の対応として、法要及び納骨堂参拝をお休みさせていただきますのでご了承ください。

 

 

 

最近「自粛警察」という言葉が使われております、ご存知でしょうか。

コロナウイルスの感染人数も、大分落ち着いて来ましたが、まだまだ不要不急の用事以外は、出歩いては行けない自粛中です。そんな中出歩く人に対して、私的に自粛を強制する人達を、いつしか自粛警察と呼ばれる様になりました。

 

バイクへ注意勧告の用紙を貼り付け、タイヤを刃物で刺してパンクさせる、お店に嫌がらせの張り紙を貼る、店内の設備を壊し営業妨害になる、この様な行為がありました。

私の感じた事ですが、こういった行動をするのは、自身を正義だという思いからの行動の様に見受けられます。

 

私も自分が正義であると言う思いに立ち、他を傷つけている感覚が薄れ、歯止めが効か無くなり、やりすぎる・言い過ぎると言った事をしたことがあります。

 

仏教を学んでいる中で「私のものさし」という話を聞きました。私達は何でも測れる絶対のものさしを持って生きていて、そのものさしを信じて様々なものを測り、判断して生きていきます。しかしそのものさしは、自分の中にしか無い自己中心的なもので、測った結果が正しいと思っても、他の人から見たら正しく無い事がある事に気付かされていくお話です。

 

正しさ・正義とは人によって異なるので、正義という行動をするとき、自身の絶対性を主張するだけになってしまうのなら、ただの正当化の言い訳になってしまうと思います。

ですので、自分が本当に正しいという気持ちに立った時、少し立ち止まり考えないといけないと感じています。

 

 

 

みなさまにはご不便をおかけしておりますが、早稲田墓陵(龍善寺境内墓地、早稲田納骨堂、早稲田永代供養墓)はお休み無しでお参りできます。

一日でも早く新型コロナウイルスが終息するよう、感染拡大防止に何卒ご理解ご協力をお願い致します。

くれぐれもみなさまお身体お気を付け下さい。

南無阿弥陀仏

 

副住職 畠山敬光

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