ブログ|早稲田墓陵

魂の故郷(いのちのふるさと)から一言

住職、副住職をはじめ龍善寺のスタッフが、日々の歩みの中で気づいたこと、
感じたことを綴ってまいります。一月1回の更新予定です。
これもご縁と、ちょっと息抜きにでも、お立ち寄りいただければ有難いことと思います。

春   龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂発

春の温かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるという、二十四節季(にじゅうしせっき)の「啓蟄(けいちつ)」も過ぎ、春本番に向かって月日が流れています。龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂では、3月18日(月)21日(木)24日(日)に春彼岸会法要が全日とも14時受付開始、14時半法要開始という予定で勤められます。皆様のお参りをお待ちしております。ご自宅へのお参りも可能です。ご希望の場合は電話でお申込みください。

 

 

さて、先日、東京・練馬の浄土真宗(真宗大谷派)真宗会館での女性報恩講に参加してきました。東京の坊守(住職の妻)会が企画された法要で、お勤めも女性だけで勤修されました。女性だけの声明(しょうみょう)でしたが、女性ながらの声の高さについていくのも必死。その上、なれない衣帯(えたい;僧侶の衣と袈裟)を着用しての正座。途中から「これは、まずい!」の悪い予感の通り、公衆の面前の高い場所で立ち上がる時によろめくという失態をさらしてしまいました。そんな恥ずかしい思いもありましたが、こんな歳になっての初の貴重な体験でした。何はともあれ、椅子中心となった現代に生きる私にとっては正座が一番厳しい修行かもしれません。今回も御法話を聴きながら、生きていることが当たり前のように感じている自分自身を仏さまの前で思い知らされた私です。

 

 

そしてあの3月11日も過ぎました。2011年の地震は、関東に住む我々にとっても忘れられない日です。帰宅難民となった私にもその日のことは映像を観るようにはっきりと思い出され胸が苦しくなります。もちろん、それ以前もそれ以降も自然災害は日本各地で起こり、被害に遇われた方々の心痛は私には察することもできないことです。小さな自分の経験の中から、その日のことを心に刻み、ただ合掌したく思います。改めて、人間には量ることができない自然の中で我々も自然の生き物として生きていることが教えられます。今!ここに生きていること!…感謝に替えてのお念仏でもあります。

 

 

自然は時には厳しく時には優しいものです。春は新しい命の息吹を感じる時。3月も後半になると、桜開花予想のニュースなどが流れますが、先月はやばやと、「龍善寺のしだれ桜はいつごろ咲くのですか?」とお問い合わせのお電話がありました。龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂のしだれ桜を楽しみにされている方々がいらっしゃることは嬉しいことです。今年は、桜の開花が全国的に早いように聞いています。龍善寺のしだれ桜は、例年ですと東京九段下の標準木の2,3日前に咲き始めます。

 

 

いよいよ来週から始まるお彼岸。お彼岸期間中は龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂では、個室を三つに分けオープンスペースにします。お待たせせずにすみます。

 

 

まだまだこれかれも花冷えの日があったり、はたまた花粉症の方々には辛い時期と拝察致します。
どうぞ、体調管理に十分にお気を付けになってお過ごしください。

 

2019年3月15日 額田 薫

副住職 額田薫

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