ブログ|早稲田墓陵

魂の故郷(いのちのふるさと)から一言

住職、副住職をはじめ龍善寺のスタッフが、日々の歩みの中で気づいたこと、
感じたことを綴ってまいります。一月1回の更新予定です。
これもご縁と、ちょっと息抜きにでも、お立ち寄りいただければ有難いことと思います。

ハンカチの木 龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂発

今日は4月30日。世間で言われている「10連休」の3日目となりました。龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)早稲田納骨堂は1年・365日、いつでもお参りができます。連休中の参詣時間は朝9時から夕方5時までとなっています。

 

 

さて、いよいよ、今日は平成時代・最後の日となりました。明日からは「令和」という元号です。この「令和」は、報道されているように出典は『万葉集』の「梅に関する和歌」の序文らしく、インターネットで調べたところ、令と和が入った1文は「初春の令月にして、気淑(よ)く風和ぎ」・・・「初春の佳き月で、空気は清く澄みわたり、風はやわらかくそよいでいる」という意味だそうです。令は「令嬢」などにも用いられるように「佳き」という意味があるのだそうです。

 

 

ここ最近は初夏に近い風が吹き、木々も新緑の葉を揺らしています。春ではありませんが、和らぐ風が吹いたある日、龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)の住職が「今年はハンカチノキがたくさん花を咲かせているよ」と嬉しそうに事務室に入ってきました。さっそく、住職に案内いただき他のスタッフと3人で観にいくと、葉桜となったしだれ桜の木の横、4,5メートル程の高さのところに確かにハンカチを揺らしているような花をつけた木がありました。植物がお好きな住職によると珍しいものらしく、育つのに10年はかかったとか。

 

 

ハンカチノキは中国原産のミズキ科の植物で花言葉は「清潔」。真っ白い花(実は花ではなく苞と言われているもの)が青い空に揺らめいています。連休中にお参りの際には是非納骨堂への入り口となっている1階自動ドアの前で立ち止まり、上方、お隣の建物に近い所の木を見上げていただけたらと思います。
ハンカチという言葉からは、ちょっと古いのですが、映画『幸せの黄色いハンカチ』とか、歌謡曲『木綿のハンカチーフ』などを思いだし、人々の出会いとか、別れとか、涙とか、そんなことを連想します。納骨堂、お墓の亡き人との出会い、別れをこのハンカチノキがそっと見守ってくれているのかもしれません。

 

 

前回もお知らせしましたが、龍善寺(真宗大谷派 本山 京都東本願寺)では5月3日(金)4日(土)は永代に渡り、仏さまの教えが伝わっていくことを願う法要・永代経が厳修されます。5月3日(金)は午後からの法要で、受付開始12時半、法要開始13時です。
5月4日(土)は午前と午後の部があります。午前は受付開始9時半、10時開式。午後は受付開始12時半、13時開式となっています。
龍善寺のハンカチノキも今の季節にしか観られない新緑に映える白いハンカチ(苞)を揺らしながら皆さんのご来寺をお待ちしています。

 

2019年4月30日 額田 薫

副住職 額田薫未分類

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